紫式部日記 現代語訳。 『紫式部日記』彰子中宮のサロンがつまらないのは中宮のご気性ゆえ

『紫式部日記』 本文・現代語訳

その宮は、いとあてに、けけしうおはしますなるは。 意味は「深く入る」。 」とお喜びになる。 40 御 法• 彼女の「思ふこと」には殆ど実体がない。 中宮定子が運営していたサロンはひと昔前のサロンでした。 人と違うことをすることで、自分を特別なように見立ててますけど、そんなの上っ面だけを取り繕った姿なんて嘘っぱちですわ!(おそらく枕草子のことを批判している)」(超訳)とか とにかく、辛口でバシバシと自分の意見を述べてゆきます。

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和泉式部集 正集の全首 現代語訳(制作中)

」 と、お思いになることが習慣になってしまっておいでなのです。 それも彰子様の性格なので仕方のないことですが、周囲からは『定子様の頃の方が後宮は華やかだったなぁ』なんて言われています。 」 「もし、言い出したところで、安心して、こちらが恥をかかないような安心できる仕事をしてくれる人は世の中にほとんどいないのだから。 どうやら女房というのは、華やかであこがれるいっぽうで、深層の姫君は絶対に女房などにはならない、あばずれとまでは言えませんが、女房として出仕することは、少々すれっからしにならざるを得ないという風潮があったようです。 講師のおすすめは、<角川文庫 「紫式部日記 現代語訳付き 」(山本 淳子 訳注)>です。 ところが、紫式部日記を読んでいると日記調だった文体が突如として手紙調のとてもフランクな文体に変わり、話の内容も彰子の出産の話から、女房の悪口や「女房はどうあるべきか?」などの紫式部の持論が熱く語れるシーンへと急変してしまいます。 』と(私が答えて)申しましたところ、 『これ持て参りて、いかが見給ふとて奉らせよ。

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紫式部日記

(2) 中 なか 務 つかさ の宮わたりの御 こと を、御心に入れて、そなたの心 寄せ 有る人とおぼして、 中務の宮に関することに、(道長殿は)ご熱心で、(私のことを)そちらに心を寄せているものとお思いになって、 語らはせ 給 たま ふ も、まことに 心の中には思ひ居たること多かり。 そんな彼女の和歌は、『拾遺和歌集』をはじめ、様々な勅撰和歌集に採られ、「百人一首」にも収められていますが、家集『和泉式部集』はなかなか気軽に読むことができません。 と申し上げた。 帥宮の兄 帥宮(そちのみや)=敦道親王(あつみちしんのう)のこと。 憧れとは常に対岸へと馳せる思いである。 その過剰こそが、彼女に「なのめなる」ことへの憧れを抱かせるのである、 紫式部が清少納言を認めないのは、彼女が定子の許に仕えていたからというような単純な理由からばかりではない。

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紫式部日記『若宮誕生』現代語訳(1)(2)

漢文に堪能だったこともコンプレックスでした。 あの水鳥も、あのように気ままに遊んでいると見えるけれど、それ自身は(水面下で懸命に足掻きをして)たいそうつらい生き方をしているようだと、わが身に思い比べられる。 (2) まだ端におはしましけるに、この童隠れの方に気色ばみけるけはひを、御覧じつけて、 (帥宮が)まだ縁先にいらっしゃったが、子の童が物陰で様子ありげなふりをしているのを、(それを帥宮が)お見つけになって、 「いかに。 advanced Q. 故宮(こみや)=為尊親王(ためたかしんのう)のこと。 そして、藤原道長は娘の藤原彰子を一条天皇に入内させる際に、彰子のために精鋭ぞろいの女房を集めますが、 紫式部はその精鋭の1人に選ばれます。 紫式部の必死な思いが伝わってくるようです。 口をついて実に自然と歌が詠まれるようだと、思われる(和歌の)作風でございますよ。

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『紫式部日記』 本文・現代語訳

『紫式部日記絵巻』より(五島美術館蔵) 古写本には表題を「紫日記」とするものが多く、の源氏物語の注釈書「」には、「紫記」・「紫式部が日記」・「紫日記」・「紫式部仮名記」といったさまざまな名称で現存する紫式部日記に含まれる文章が引用されている。 情熱的な恋をしたことが、時に醜聞として語られる彼女ですが、その和歌は、不思議なほどに透き通っているのです。 彼女の晩年については余りよく分かっていないが、その孤独が生涯慰められなかったであろうことは想像がつく。 和泉式部が宮邸に迎えられ、宮の正妻が宮邸を出るまでの10か月を、技巧を駆使した贈答歌とともに綴った、物語的な側面をも兼ね備えた作品。 女房として仕えているということは、そういうこと。 恥づかしげの歌詠みやとはおぼえ侍らず。 (いや、よくないでしょう。

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紫式部日記『若宮誕生』現代語訳(1)(2)

02 帚 木• 産前産後で辛いにも関わらず皆を心配させまいと微塵もそんな様子を見せない彰子• また、ご感想やご質問等ございましたら、遠慮なくお寄せください。 常によりよいものへと更新していくことを心掛けておりますので、時々は「来歴(最新情報)」をご確認ください。 気軽に手紙を走り書きした時に、その方面の才能のある人で、ちょっとした言葉の、つやのある美しさも見えるようです。 そんな、紫式部の成長する姿が見れるのも紫式部日記の面白いところ。 23 初 音• 12 もてはやされ サ行四段動詞「もてはやす」の未然形+受身の助動詞「る」の連用形。 」と問はせ給ふに、御文(ふみ)をさし出でたれば、御覧じて、 「どうであったか。 27 篝 火• 08 花 宴• 好色めいているようだ。

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『紫式部日記』(角川学芸出版)

」と思って、 薫(かを)る香(か)に よそふるよりは ほとどぎす 聞かばや同じ 声やしたると (橘の花の)薫る香にかこつけて(為尊親王をしのぶ)よりは、ほととぎすの鳴き声のように、あなたの声を聞きたい。 22 おとなひ 名詞。 意味は「手段・方法」。 34 若菜上• 橘道長と結婚するも夫婦仲は悪く、別居中の際に為尊親王と親しくなった。 才能は、遂に彼女の生活を脅かさなかった。 』とおっしゃいました。

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『紫式部日記』(角川学芸出版)

それも、嫉妬というよりもライバルに近い感情だったことが文面から伝わってきます。 遠ざかる昔の名残にも思ふを。 併せて、メールによって利用者との相互交流を大切にしていきたいとも思っています。 和泉式部という人は、趣深く手紙をやり取りした(人です)。 池のわたりの梢ども、 遣水 【注8】のほとりのくさむら、 おのがじし 【注9】色づきわたりつつ、 おほかた 【注10】の空も 艶なる 【注11】に、 もてはやされ 【注12】て、 不断 【注13】の 御読経 【注14】の声々、 あはれ 【注15】 まさりけり 【注16】。

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